玉突き事故とは、1台の車両が前方の車に追突し、その衝撃でさらにその前の車にも衝突が連鎖的に及ぶ事故を指します。

多くは渋滞中や信号待ちでの追突により発生し、ドライバーの前方不注意や車間距離不足が主な原因です。

多く見られる怪我の1つが「むち打ち症(頸椎捻挫)」です。これは事故の衝撃で首が過度に前後に振られることにより、筋肉や靭帯、神経などが損傷を受ける状態です。

その他にも「腰椎捻挫」や「背部打撲」、「関節周囲の挫傷」など、目に見えない内部損傷が発生します。

これらの怪我は、初期には「少し違和感がある」程度の自覚症状しかないことが多く、通院が遅れると症状が長引き、慢性化や神経症状に発展するリスクもあります。

むち打ち症は、頸椎周りの軟部組織が損傷することで発症しますが、その症状は幅広く、日常生活にも多大な影響を及ぼします。

代表的な症状としては、首の痛みや動かしにくさ、肩こり、頭痛がありますがさらに深刻なケースでは吐き気、めまい、耳鳴り、自律神経の乱れによる不眠や倦怠感といった症状に悩まされることもあります。

症状は事故直後ではなく、数日～1週間後に出現することも多いため、事故を起こした直後に医療機関へかかるようにしましょう。

接骨院での治療は手技療法、電気療法、冷温罨法など、自然治癒力を活かした非侵襲的なケアが中心です。

継続的な通院により、症状の変化をチェックしながら適切な治療を続けることで、後遺症の予防にもつながります。

また、事故における慰謝料や治療費の請求、保険会社とのやり取りにも対応可能です。接骨院での施術は自賠責保険や任意保険で補償される場合が多く、患者様の経済的負担が少ないのも利点です。

Q玉突き事故で軽い衝撃でしたが、接骨院に行く必要はありますか？

A軽い衝撃でも身体には思った以上の負担がかかっている可能性があるため来院をおすすめします。
事故後はアドレナリンの影響で痛みを感じにくいことがあります。放置すると数日後に痛みが強くなったり、慢性化して日常生活に支障が出るケースがあるため、予防的な意味でも早期の評価、ケアを受けることが大切です。

Q同乗者として事故に巻き込まれました。治療や補償は受けられますか？

Aはい、同乗者の方も被害者として補償対象になります。治療費や慰謝料も請求可能です。
交通事故では、運転者だけでなく、車に同乗していた全ての方が保険による補償の対象になります。事故の原因が誰にあったかに関わらず、怪我をされた方は適切な治療を受ける権利があります。接骨院での施術も可能ですので、同乗者の方も遠慮なくご相談ください。